北陸街道紀行 芭蕉「おくのほそ道」を織り込んで [ 松尾一 ]
芭蕉「おくのほそ道」を織り込んで 松尾一 地方・小出版流通センターBKSCPN_【高額商品】 ホクリク カイドウ キコウ マツオ,イチ 発行年月:2009年12月 ページ数:233p サイズ:単行本 ISBN:9784944168293 松尾一(マツオイチ) 1947年5月21日生まれ。
近世交通史、地域史、比較文化をライフワークとしている。
俳誌『獅子吼』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 越後国編(新潟県)(高田から糸魚川へ/糸魚川から市振へ)/第2章 越中国編(富山県)(境から泊へ/泊から愛本橋、三日市へ ほか)/第3章 加賀国編(石川県)(倶利伽羅峠から金沢へ/金沢から小松へ ほか)/第4章 越前国編(福井県)(金津から福井へ/福井から今庄へ ほか)/第5章 近江国編(滋賀県)(栃ノ木峠から木之本へ/木之本から鳥居本へ ほか) 越後高田から越中、加賀、越前と日本海側を通り近江に至る北陸街道は、越後では「加賀街道」、近江では「北国街道」などと呼ばれていた。
加賀藩の二〇〇〇人ほどという参勤交代を始め、富山藩、大聖寺藩に加え、福井藩など越前の諸大名も利用していた北陸街道は、断崖絶壁の下、日本海の波が打ち寄せる親不知、あるいは川筋が一里ほども広がっていた黒部川など難所を越え、また幾つかの関所を通過していく困難な旅であった。
一方、加賀一〇〇万石の城下町の繁栄ぶりに目を瞠り、幾多の寺社仏閣に参詣し、立山連峰、白山、そして伊吹山を望みながらの旅でもあったろう。
松尾芭蕉『おくのほそ道』を横糸のごとく織り込んで、そんな北陸街道を訪ねる。
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